B GIRL AYU

“日本の女性は強い”この言葉はテレビのCMでも聞いたことがあるだろう。サッカーなでしこジャパンやその他のスポーツでも日本人女性の活躍は素晴らしい。

それはブレイキンにおいてもである。毎年開催されるブレイキンの世界大会「BATTLE OF THE YEAR」BOTY World Final B-Girl Battle において、日本は昨年で10連覇という快挙を成し遂げている。

今回はその中でも8連覇目に実の姉妹で貢献したB-Girl AYUについて紹介したい。

レペゼンBRANDSTEPS、そしてB-Girl AMIの実の姉であるAYU。現在は社会人として企業に勤めていながらも、日本のダンスシーンだけでなく世界でも挑戦し続けている。

実績


Boty 2016 World Final B-Girl 2on2 優勝
Boty 2015 World Final B-Girl 2on2 準優勝
SUPER BREAK 2018 B-Girl 1on1 Battle 準優勝

これらの結果からも活躍が明らかであるが、他にも数々の大会で結果を出している。
2017年3月に大学を卒業するまで、中央大学ストリートダンスサークルNAOKANにも所属していて学祭にでたり、学生シーンのバトルでもBuzz StyleやBeatjungleなどでも結果を残している。

SUPER BREAK 2018 B-girl 1vs1 FINAL AMI vs AYU

BOTY 2016 B-GIRL FINAL – Japan VS France/Spain

START

 元々、HiphopやLockといった他ジャンルをやっていたAYUだが、妹のAMIとB-Boy KATSU1のレッスンに行ったのがブレイキンとの出会い。

Hiphopかブレイキンかで悩んでいたが、中途半端にダンスをやっていくのが嫌だと感じ、自主練が特に大事だと感じていたブレイキンに高校生の頃から熱中した。

今は別の仕事を続けながらダンスは趣味として続けているが、そんな中でも自分にとってはなくてはならないものであり、本気で挑戦していきながら自分のダンス人生を広げていけたらと考えている。

BRANDSTEPS


こだわりぬいたシルエットにフロウのあるフットワークとレッグワークが特徴的なAYUは、クルーの人たち(BRANDSTEPS)と出会ってから自身のスタイルにも変化があった。

「今の自身のスタイルが出来たのはクルーのメンバーとの練習や遊び、時間を過ごすようになってからだと感じている。
今はクルーのメンバーで現場に出ている人は少ないが、一緒に遊んでもらっていた時間から沢山のことを教えてもらった。」

AYUの中で“BRANDSTEPS”がダンスのスタイルとしても、スタンスとしてもとても大きな存在であることが伝わってくる。

STANCE

「特にBGIRLだからと考えることは少ないが、自分の良い部分を出したい、良く見えるシルエットを探したり研究したりする。その中でもBBOYには出せない女としての魅力やシルエット自分の雰囲気は多少意識している。
今はBGIRLもパワームーブが上手な子がたくさんいて、自身も苦手なことにもチャレンジしていきながら自分のスタイルを貫いていけたらなと、更に尖っていきたいなと思っている。」

仕事とブレイキンの両立

多くのBBOY,BGIRLが、職に就きながらもブレイキンを続けていきたいと思っている。特に最近の大学生で悩んでいる人、社会人になったばかりで悩んでいる人はたくさんいるのではないかと思う。AYUも今年で社会人3年目であり、ダンスとは離れた職についているということで、最後に“仕事とブレイキンの両立”についてお話を伺った。

「大変なことですが、自分次第で出来ないこともないと思っている。仕事をしてからの方が海外に行ったり、経験を得ることに貪欲になった。仕事にもよると思うが、時間を作るのは難しくなるけれどその分限られた時間での行動力は上がった。結局自分がどれだけやっていくかなのかなと思う。」

決して一概に言えることではないが、自分次第で出来ないことではないと。社会人になってから生まれるモチベーションもあると私もお話を聞いて感じました。

#BGIRLAYU #ブレイクダンス

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