ブレイクダンス(bboying)とは?

ブレイクダンス(bboying)とは?

頭で回る!背中で回る!片手で止まる!など人間離れした動きをテレビやYoutubeで見てブレイクダンスに興味を持った方、始めた方は多いでしょう。

その人間離れした動きは、子供から大人、サラリーマン、公務員、医者、弁護士、オタク、不良など世代や職種、さらには人種の壁を超え、人々を魅了しています。

実際にブレイクダンスはどのようなダンスなのか解説していきます。

ブレクダンスはHIPHOPである。

「HIPHOP」とい言われると、Rap Musicや、不良・アメ車・ガラが悪いなど、世間一般からはマイナスイメージを持たれているのが現状です。

「HIPHOP」とは「DJ」 「Rap(MC)」 「BBOYING」 「GRAFFITI WRITING(ART)」という4つの要素をCulture(文化)とした総称で、ドラッグや犯罪が蔓延していた1970年代後半、ニューヨークブロンクスのスラム街に住む黒人の若者達が、自己表現・自己主張をするために誕生した文化です。

ブレクダンスはHIPHOPという文化の4大要素の1つで、エントリー、フットワーク、パワームーブ、フリーズから構成されるダンスです。ブレイクダンスを踊るダンサーのことをB-Boying、Break-Boyと呼びます。

1970年代後半にニューヨークのブロンクスで行われていたパーティー(ブロックパーティー)で、DJが流している音楽(ブレイクビーツ)の合間に踊ることからB-Boying、Break-Boyと呼ばれるようになりました。

また、ギャング抗争を平和的に解決するために、

銃を捨てブレイクダンスで決着をつける。

という歴史があるダンスです。

実際に、暴力による争いが全てなくなったわけではありませんが、暴力的な事件は減少したと言われています。

そして、ギャングから本格的にダンスを専門とするクルーが生まれ、暴力からダンスにエネルギーの発散の場が変わっていったのです。

ブレイクダンスのダイナミックで迫力のある動きは世界中の人々を魅了し、競技人口は年々右肩上がりで増加。今では世界で最も競技人口が多くなりました。

ブレイクダンスはオリジナル性が重要視されるため、技の種類やスキルは今尚、進化し続け、即興で生み出されるダンスはアートと言っても過言ではありません。

ブレイクダンスの世界大会

ブレイクダンスの世界大会

現在では、BOTY(Battle of the Year)、UK B-Boy Championships、Freestyle Session、RedBull BC Oneなど企業が主催するやユースオリンピック大会も開催され、さらなる広がりをみせています。

BOTY BOTY(Battle of the Year)
ドイツで開催されている世界的で一番大規模なブレイクダンスの大会。ショーケース、クルーバトルで優勝チームを決める。
Freestyle Session Freestyle Session
アメリカで開催されている世界的なバトルイベント。本場アメリカのブレイクダンスを感じられるイベント。現在は3on3。
UK B-Boy Championships UK B-Boy Championships
イギリスで開催されている世界的なバトルイベント。BOTY、Freestyle Sessionと並ぶ世界3大大会の1つ。
Red bull BC One Red bull BC One
レッドブルが主催。世界No.1を決める世界的なソロバトルイベント。2016年大会ではIsseiが日本人初優勝を遂げた。
The Notorious IBE The Notorious IBE
オランダで開催されている世界的なイベント。Seven To Smokeのバトルは必見。パワームーブバトルやフットワークバトルも開催されている。
Break the Floor Break the Floor
フランスで開催されている世界的なイベント。バトルMCが日本語で応援をしてくれる良いイベント。
Silverback Oepn Silverback Oepn
賞金総額$101,500(約1043万)!!トップクラスの賞金を誇るバトルイベント
Unbreakable Unbreakable
ベルギーで開催されている世界的なソロバトルイベント
LCB Battle LCB Battle
ベルギーで開催されている2on2の招待制バトルイベント。2017年大会ではTaisukeとIsseiが招待され優勝している。
World Powermove Series World Powermove Series
世界最強のパワームーバーを決めるイベント。超絶スキルのパワームーバーが世界各国から参加。パワームバーは必見の大会。
ユースオリンピック ユースオリンピック
国際オリンピック委員会(IOC)が主催する、14歳から18歳までのアスリートを対象とした国際総合競技大会。

ブレイクダンスの構成と技

ブレイクダンスの構成と技

ブレクダンスは主にエントリー、フットワーク、パワームーブ、フリーズから構成されています。1つのムーブに全ての動きを入れるといったルールはなく、ダンサーの好みで構成を組み立てます。

チームバトルでは、パワームーブのみ等、役割分担が決まっていたりしますが、ソロバトルでは個人の総合力が試されるので構成も変わってきます。

イベントのサークルやクラブで楽しく踊るのもブレイクダンスの魅力の1つです。

【エントリー】

トップロック、アップロックなど、立った状態でのステップのことをエントリーと呼びます。

【フットワーク】

フロアムーブ、シックスステップなど、腰を落として屈んだ状態でのステップをフットワークと呼びます。

【パワームーブ】

ウィンドミル、トーマス、ヘッドスピンなど、全身を使い回ったり、飛んだりする動きをパワームーブと呼びます。

【フリーズ】

チェアー、マックス、ハローバックなど、音に合わせて止まる動きをフリーズと呼びます。

現在では、技やオリジナルムーブの進化により、上記4つに当てはまらない技が数多くあります。

また、オリジナルの技を真似することをバイトと呼び批判やdis、バトルでは原点の対象になることもあります。ただし、バイトの定義は曖昧であり、人によって見方が異なります。

以上、ブレイクダンスについて簡単にですが説明させていただきました。

これから始める方、ブレイクダンスを観戦する方の参考にしていただければと思います。

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